米ABC版「The Muppets(ザ・マペッツ)」ってどんなドラマ?今までの作品との違いは?

米ABC製作のTVシリーズ「The Muppets(ザ・マペッツ)」はディズニーブランドのキャラクター、ザ・マペッツの面々を主役にしたコメディ。2015年9月から放映されており、シーズン1は13話+追加3話の合計16話となる予定です。

近年のマペッツはファミリー層を対象とした作品やグッズ展開が主になっていましたが、放映に先立ち明らかにされたカーミットとミス・ピギーの破局ニュースおよび新しいガールフレンドに関する報道からもわかるとおり、今回のTVシリーズは大人をメインターゲットにしています。
この記事では、米ABC版「The Muppets(ザ・マペッツ)」が一体どんな番組なのか、今までの作品との違いを中心にご紹介したいと思います。あまり書くとネタバレになってしまうので、ほどほどに。

参考:放映開始前の番組プロモーション動画
(ちなみに各話予告はネタバレおよびリージョン規制が多いので注意)

ザ・マペッツの世界観について

当たり前のように人間とマペットが共存している世界。私達の現実世界とほぼ相違なく、ただマペットという種族(?)が存在しているだけです。カーミットと仲間たちのようにエンターテイメント方面で活躍しているマペットの他、会社務め、普段何やってるのかわからないやつ、経営者であるマペットもいます。
このシリーズは作品によってキャラクター設定が大きく異なることが多く、初対面だったり時代が違ったりシェアハウスで暮らしていたり解散していたことになってたりしますが、TVシリーズ「The Muppets(ザ・マペッツ)」は現在のプライベートでの彼らにかなり近いもの(そのもの?)と考えて良いと思います。

今作の主な舞台はトーク番組の収録スタジオ

ミス・ピギーとの破局から数カ月後。カーミットは「元カノ」であるピギーがホストを務める深夜トーク番組「Up Late with Miss Piggy」のエグゼクティブプロデューサーとして活動中。番組にはフォジーやゴンゾなど仲間たちの多くもスタッフで関わっており、それぞれ仕事にプライベートに充実した毎日を送っています。そんな日々の出来事を追うのが今回のTVシリーズです。
過去のTVシリーズ「マペットショー(The Muppet Show)」「マペット放送局(Muppets Tonight)」もステージやTV番組の製作現場が舞台で、歌やミニドラマ、コントなどで構成されていました。今作は番組そのものより、それに関わるスタッフやゲストの人間模様が中心になっています。番組収録の様子がほぼ出てこない話もあります。

毎回のゲストは「本人役」として登場

マペッツといえば豪華ゲストのカメオ出演。今作では(第8話までの時点で)ゲストがすべて「本人役」として登場しています。
今までの作品とちょっと違うのは、ピギーの番組ゲストという役の他、プライベートな場での登場も多くあるというところです。他では見られないような「そんな人だったなんて…」という素の姿(?)が見られます。ゲストは俳優からミュージシャン、文化人まで多岐にわたり、チョイ役からストーリーに大きく関わってくる時もあります。同じゲストが続けて出演することは今のところありません。

一話完結のシチュエーション・コメディ

マペットが主役のシチュエーション・コメディ。カメラが主に誰かの目線をとり、インタビューの入るドキュメンタリー調ドラマでもあります(パイロット版ほどその要素は強くはありません)。
30分番組で2〜3のストーリーが同時進行する形をとっており、どれもそのエピソード中で一応完結します。ストーリーの軸となるキャラクターも様々で、カーミットやピギーが殆ど出ないエピソードもあります。

各キャラの微妙な心情が描かれる

マペッツ作品といえば派手なアクシデントが起きて上へ下への大騒ぎ…なんて風景がお馴染みですが、今作では例えばピギーが機嫌を損ねて暴れることはあっても、空手チョップで相手を体ごと吹っ飛ばす、という所謂マンガっぽい行動は割と控えられています。そして彼らの繊細な演技が際立つシーンが多くあり、悩んだりすれ違いを起こしたりする、人間とはちょっと違うけれど、人間社会で生きているマペットたちの生活がクローズアップされています。
今まで目立たなかったキャラクターの魅力、メインキャラの意外な姿を、設定を壊さない程度に、でも大人向けだからこそできる目線で見せてくれます。このドラマを見た後は、過去のマペッツ作品でも彼らがより生き生きして見えるはず。

大人向けってどの程度?

レイティングはPG(保護者同伴)で、近年の映画と変わらず。あからさまな下ネタはありません。思わせぶりなセリフ、ちょっとアブない程度のネタはあります。
説明が難しいですがとりあえず子供向けには作られていませんので、年齢によっては面白さがわからない部分もあると思います。また笑いの取り方もストレートじゃないものが多いです。
「マペットショー」の頃からマペッツは子供向けというわけではないため、原点回帰といえます。

ちょうどこの記事を書いている時に、日本での初放映(ただし1話のみ)のニュースが入ってきました。

米ABC版「The Muppets(ザ・マペッツ)」TVシリーズ第1話、AXNで日本初放送 | PAMI-roh
放映までに今作の内容に関する他の情報も掲載していきたいと思います。