Follow That Bird/おうちに帰ろう、ビッグバード!(1985年)

Sesame Street Presents: Follow that Bird (1985) – IMDb

セサミストリート、一作目の映画。記事タイトル長くなるので略しちゃいましたけど、原題は”Sesame Street Presents: Follow that Bird” もちろんBirdとはビッグバードの事です。

ビッグバード自体は「The Muppet Movie/マペットの夢見るハリウッド(1979年)」でカメオ出演していますが、これが本格的なスクリーンデビュー。
マペット関連映画では比較的入手しやすい方です。吹替え無しですが日本語版DVDもありますし、レンタルでも置いているところがあります。英語学習ソフト「超字幕」シリーズでも出ているようです。(参考:超字幕/セサミストリート ザ・ムービー: おうちに帰ろう、ビッグバード!

オリジナルの予告編


ビッグバードの元へ鳥の社会福祉指導員であるミス・フィンチがやってきます。いろんな種族が混在しているセサミストリートではなく、鳥の家族と暮らす方が幸せだと言われ、ビッグバードは飛行機でイリノイ州へ行くことにしました。しかしホームシックになってしまったビッグバードは家出を決意。どれだけの距離があるかわからないまま、歩いてセサミストリートへ帰ることにしました。ミス・フィンチ、金儲けをたくらむ悪人、そして家出を知ったセサミストリートの住人たちがビッグバードを追いかけますが・・・

主役は2メートル以上ある大きな体に純粋な心を持ったビッグバード。途中で出会う人々との交流、セサミらしいユーモアや歌、追うもの追われるもの(あまり自覚ないのがビッグバードらしい)のドキドキな展開、そして最後は心が温かくなるいい映画です。

ちょうど私がセサミストリートを見ていたころの住人たちが出演しているのと、あと個人的に大好きなオスカーのひねくれっぷりが際立っているのも楽しいです。グラウチが集まるレストランのシーンは食べ物が宙を舞うという教育番組らしからぬメチャクチャな描写もあります。また映画ならではの縦横無尽な活躍をするマペットたちも必見。でも何よりの見所は、喜び、悲しみ、走り、眠るビッグバードの演技。彼が長く愛される理由がわかるはずです。ぜひ本編でご覧ください。(ちなみにオスカーとビッグバードの中の人は同じです)エルモはこの頃まだマイナーな存在だったので、最後にちょこっと顔を見せるだけです。

セサミストリートは色々な人種・種族が混在して暮らしている地区。特にマペットたちは個性派揃い。数を数えるのが好き、クッキーばっかり食べてる、いたずらもの、汚いものが好きなど・・・その趣味や趣向は、ほぼお互いに共感できない・共感されないのですが、阻害や迫害もされず、共存しあっています。そんな環境にいるビッグバードが「他の鳥と離れて暮らしてるなんてかわいそう」「鳥なんだから鳥と一緒に暮らすべき」と言われてしまうのは、大きなお世話でしかない。それは映画をみれば一目瞭然ですが、現実社会ではよくある事なんですよね。
大人になってからこの映画を見た時、セサミストリートの風景がかなりまぶしく写りました。

こちらはファンが作った、現代風の予告編動画


放映開始から40年以上が経ったセサミストリート。残念ながら本国では年齢層の変化などで視聴率が下がっているそうですが、それでも世界中で放映され続けています。

セサミストリート オフィシャルホームページ

日本版のオフィシャルページは積極的に活動中。しかし放映は2007年で終了しています。キャラクターグッズがまだ出ていても、本編はネット動画や海外版DVDで少しづつ見るしかないという状況です。また気軽にセサミストリートの住人と触れ合える日が来ることを願います。