ザ・マペッツ/The Muppets 特集(6)ネタバレあり。鑑賞後の疑問集(後編)

映画「ザ・マペッツ」(原題:The Muppets)日本公開記念特集、第6回。鑑賞後の疑問集・後編です。テレビ局訪問からラストまでの内容を扱います。前回同様、日本語字幕のフォローやアメリカ版ブルーレイ特典を踏まえた情報を掲載していきたいと思います。特集記事の一覧はこちら→ ザ・マペッツ特集記事

当記事はネタバレを含む部分もありますので、未鑑賞の方はお気をつけください。また私自身が本編やコメンタリーなどから個人的見解でまとめたものです。あらかじめご了承ください。またコメンタリーはUS版Blu-rayを参考にしています。


カーミットは本気でミス・プーギーを代役にするつもりだったの?
彼女を代役にすることで、ピギーのプライドに火をつけようという計画だったのではないでしょうか。どっちにしろピギーは駆けつけたかと思いますが。

マペット嫌いのリッチマンなのに、何故部下がマペットなの?
彼はマペッツというグループが嫌いなだけで、マペットそのものを嫌悪しているわけではなさそうです。部下も悪役面をしているという理由で採用されたような雰囲気です。クマのボーボーは過去作品でも悪役側の憎めない存在として登場しています。デッドリーは初登場時その言動で皆を怖がらせたものの、マペットシアターのメンバーとして活躍していました。

シェフが食べ物を火炎放射器で片付けるのは残酷じゃない?
双方ともそういうキャラだから、としか言いようが無いです(笑)小動物を含め、生き物が食べられちゃったりするネタはマペットショーの定番です。

ボーレガードは何故マペットシアターにいたの?
スクーターが物置を開けたときに「みんなどこにいたの?」と言ってた彼ですが、天然キャラなので、シアターが閉鎖されたことを知らずにずっとそこに居たみたいです。シアターの裏方・管理人なはずですが、物置以外の掃除はしてなかったのかな・・・

リッチマンは何故そこまでマペッツを嫌うの?
彼は部下に「狂気的な笑い(邪悪な笑い)」を強要しますが、彼自身は決して大声で笑うことがありません。それに関連した過去の出来事が彼をマペッツ嫌いにさせています。映画本編ではカットされてしまいましたが、サウンドトラックやBlu-rayに収録されている彼の曲 “Let’s Talk About Me” フルバージョンでその顛末を知ることができます。 ※以下削除シーンのネタバレがありますので、反転してお読みください→彼の10歳の誕生日パーティーでマペッツたちのショーが上演されたが、周りの友人達が爆笑する中、彼だけが笑い方がわからず、次第に彼自身が周りから笑われているような気持ちになり、非常に傷ついた彼はマペッツを嫌うようになった。←ネタバレここまで。これを踏まえて、ラストの彼がどうなったかに注目してみてください。ちなみにこの歌、アメリカ版本編ではカラオケ風の歌詞が表示されます。

ムーペッツ再登場時のメンバーについて
後半からはカジノにいたAnimool(タンバリンやってた人間)の代わりにフォジーの偽物が登場して、Miss Poogy,Kermoot,Foozie,Roowlf,Janooceの5人になっています。みんな元キャラの名前に “oo” が入ってるだけ。わかりやすいですね。ワイルドな外見で結構かっこいいような・・・

ホテルでメアリーが読んでいた分厚い本は?
類語辞典です。その後のセリフから察するに、「一人で」出かけていたことを強調するためにその類語を探していたようです。

一般人のマペットはいないの?
マペットショーでは客席は一般マペットだらけでしたが、今回一般マペットと言えそうなのは記者たちと、客席にいた浮浪者っぽいマペットぐらいですね。この世界でマペット自体は全然珍しくない存在のようなので、ウォルターの特殊性を強調するためだと思います。

マペットシアターの最初にいた客は何者?
“Hobo Joe” と名乗ってたホームレス風の彼。Hoboとは渡りの労働者、日雇い労働者や浮浪者のこと。単なるその辺から入ってきたオッサンかと思いきや、最後は仲間らしきマペットたちがHobo kingばんざい!と言いながらジャックブラックを連れて行っちゃったりして、そのへんを考えると結構謎の存在です。

メアリーが配電盤をすぐ修理できたのは何故?
彼女は小学校のshop teacherで、電気修理に関しても専門知識があります。彼女はシアターを改修するときにも活躍しています。

ウォルターの特技、伏線とかあったっけ?
冒頭の回想シーンやシアターの掃除などで口笛を吹いていますが、削除されたシーンでは口笛一回でタクシーが大集合するというものもありました。オーディオコメンタリーによるとYouTubeに上がっているWorld Whistleing Chanpionshipの動画に触発されたということです。(参考動画:World Whistling Championships – YouTube) 追記:”The Whistling Caruso”の演奏者はANDREW BIRD(アンドリュー・バード)さんです。

ラストシーンの群集は本物?
奥の方はCG合成ですが、手前はエキストラだそうです。実際にあの場所を封鎖して撮影されています。(参考動画:リハーサル風景 Muppet Movie closing scene rehersal – YouTube

最後に突然はじまる歌は何?
Mahna Mahnaというマペットショーの有名曲です。元はこちら。

カットされたシーンがたくさんあるらしいけど?
アメリカではソフト化の際に収録されたものも多いです。Muppet Wikiに詳細な解説が載っています(英語)。
The Muppets deleted scenes – Muppet Wiki

簡単にまとめると以下の通りです。(※はBlu-ray未収録)

    ・TVからマペッツが出てくる夢の一部
    ・”Life’s a Happy Song”ウォルターのモノローグ
    ・ゲーリーたちがチャイニーズシアターを訪問する
    ・叫びつづけるウォルターに関するメアリーの提案※
    ・カーミットの邸宅での会話の一部※
    ・ドクターブンゼンとビーカーが合流するシーンの一部※
    ・アニマルが参加しているセミナーの一部※
    ・カーミットとピギーの過去(映像のみエンディングに一部流用)
    ・テレビ局の番組”Credit Card Club”
    ・ゴンゾが人間ボウリングの練習をするシーン※一部のみ
    ・有名人をだましてゲスト出演させようとするマペットたち
    ・警察に捕まったマペットたちをウォルターが引き取りに行くシーン
    ・リッチマンの曲の一部
    ・リッチマンのビルの外でウォルターが語るシーン※
    ・テレソンのオープニング後の舞台裏
    ・”Forget You”の一部
    ・スウェーディッシュシェフと七面鳥※
    ・テレビ局の番組”Punch Teacher”の一部
    ・テレソンの電話ブースのやりとり※

カメオ出演者どんだけいるの?
上記のカットシーンだけの出演者も結構います。こちらもMuppet Wikiを参考に、俳優・役をまとめてみました。
The Muppets (2011) – Muppet Wiki

一瞬だけという方も多いですが、マペッツ映画のカメオではよくあることです。最後のマナマナにも出てきてますね。

    ・ジャック・ブラック(俳優・歌手)/彼自身として。
    ・エミリー・ブラント(女優)/ヴォーグ誌の受付※彼女は「プラダを着た悪魔」に出演していました。
    ・ジェームス・カーヴィル(俳優など)/彼自身として※テレソンのボランティア。
    ・レスリー・ファイスト(シンガーソングライター)/スモールタウンの住民※”Life is a Happy Song”終盤、トランポリンの前で歌う女性。
    ・ウーピー・ゴールドバーグ(女優・コメディエンヌ・歌手)/彼女自身として※テレソンのボランティア。過去のマペット作品にも出演しています。
    ・セレーナ・ゴメス(女優・歌手))/彼女自身として※テレソンのボランティア。
    ・デイヴ・グロール(ミュージシャン)/偽アニマルAnimool※ムーペッツのドラム担当。ニルヴァーナの元ドラマーです。
    ・ニール・パトリック・ハリス(俳優・歌手)/彼自身として※テレソンのボランティア。
    ・ジャド・ハーシュ(俳優)/彼自身として※テレソンのボランティア。
    ・ジョン・クラシンスキー(俳優)/彼自身として※テレソンのボランティア。
    ・リコ・ロドリゲス(俳優)/彼自身として※テレソンのボランティアにきた少年。
    ・ミッキー・ルーニー(俳優・歌手)/スモールタウンの住民※”Life is a Happy Song”終盤、ハンチング帽の老人。ちなみにこの曲の振り付けは彼の息子が担当していたそうです。

この他カットされたシーンにはロブ・コードリー、ビリー・クリスタル、リッキー・ジャーヴェィス、キャシー・グリフィン、サラ・ハイランド、スターリング・ナイト、ワンダ・サイクス、ダニー・トレホが出演。該当シーンはBlu-rayに収録。あとカメオ扱いではないですが、ケン・チョン(パンチティーチャーの司会)、ジム・パーソンズ(人間のウォルター)なども出ています。

ロケに使った場所が知りたい
海外のファンサイトで紹介されていた、LA近郊のマペット関連スポットの記事が見やすいです。The Great Muppet Road Trip, part 3: Los Angeles ≪ ToughPigs – Muppet Fans Who Grew Up

また追記があるかもしれませんが、本特集は今回をもって一区切りとさせていただきたいと思います。お付き合いいただきありがとうございました!
マペッツ関連の情報などは引き続き取り扱っていきますので、宜しくお願いします。


本記事は下記のものを参考にして書かせていただいております。英語力は低いので、辞書とweb翻訳も手放せません。

◆Blu-ray”The Muppets”・・・アメリカで発売されているもの。本編・オーディオコメンタリー・未公開シーン等。
◆小説”The Muppets: The Movie Junior Novel”・・・英語版。日本語版はちょっと映画よりの話にしてあるみたいです。
Muppet Wiki・・・オーディオコメンタリーでも触れられていたファンサイトの一つ
◆日本語字幕版「ザ・マペッツ」・・・DVD&ブルーレイ発売予定!